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アルコールとの違い

アルコール消毒について
このコロナ禍において、次亜塩素酸水とアルコール消毒を比較し、一部では「アルコールはコロナウイルスには効果がない」と論じられることもありますが、厳密にはアルコール消毒に一切の効果がないというものではありません。

手指除菌を目的として施設などに設置されていますが、下表1のように「細菌」には効果が認められますが、ウイルスへの効果に対するデータが乏しいことも事実です。

アルコールに効果がないといわれる理由はそうしたことに端を発しているように思われます。
理論上は、エンベロープ(タンパク質、脂質等出来た膜を持つ)ウイルスに対しては、その脱脂性からアルコールが有効とされていますが、ノンエンベロープ(膜を持たない)ウイルスに分類される、ノロウイルスやコクサッキー(手足口病等)に対しての効果はあまり期待ができません。

注1(出典:芝崎勲著『新・食品殺菌工学』株式会社光琳1983年)
また、その他のアルコール消毒のデメリットとしては、次亜塩素酸ナトリウム溶液と同様に、人体への刺激が強く常用すると肌荒れなどをおこすことが挙げられます。

現在、多くの医療現場(例えば手術室や器具に対して)においては、次亜塩素酸水または次亜塩素ナトリウム溶液を利用した塩素消毒が実施されていることからも理解がしやすいでしょう。

またスプレー等で霧状に噴霧した場合、気化したアルコールへ引火する危険が伴います。

その点、次亜塩素酸水は気化による引火はありませんし、適正濃度で且つpH6程度であれば、アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウムと比較しても人体への負担が少ないものとなります。